現在募集中のキッチンスタッフについて、興味がある方の参考になればと、現スタッフのインタビューを掲載します。どんな人がどんな想いで、日々どんな風に働いているのか、より身近に感じてもらえたら嬉しいです。

 
 森田 千尋 / もりた ちひろ [キッチンスタッフ/2014年4月より]
 
 
「カフェスローの以前は、どんなお仕事をしていたのですか?」―――

フェアトレードの老舗である”第3世界ショップ”で、直営店の運営を行い、アジアアフリカ中南米の手工芸品や農産加工品に日々触れ、地域と作り手の思いを物を通じて伝える日々を送っていました。

 
「なぜ食の世界に、それもカフェスローに飛び込んだのでしょうか?」―――
 
生産者たちの自給的な暮らしに触れる中で、地域(人も自然環境も)が元気であり続けるためには、農や手しごとを持続可能な形で次世代に繋ぐことが大切なことだと感じてきました。そして消費者が選んでそれを支持する姿勢も。
同じ頃、第3世界ショップ直営店に併設されたカフェの生産農家さん(べじたろう農場)への援農に通い、想いを同じくする仲間たち出会い、それをきっかけに自らの暮らしと食のあり方を見直すようになりました。
 
 
作る人がわかるものや、土から生まれすくすく成長する姿を見守ったものを料理していただくとき、体の芯から指の先まで、おいしい幸せと元気が満ちる感覚を知り、すごい!と。気持ちもとっても安定する。
そんなことから、気づくと自分で手を動かして保存食などを作るようになっていました。
そして次第に作り手と買い手を繋ぐ立場から、自らが作り手となり、地域に根ざした暮らしを実践したいという想いを強くしていきました。
 
 
そのために手に職を!自然と心が向かったのは、どこにいても誰にでも関わることができ、すべての人が生きることに直結した「食」の世界でした。
飲食店は数あれど、本当の意味で 作り手が見えて、そのつながりを大切にした食や暮らしのあり方を提案する飲食店は、まだ稀有な存在。それを長年実践し続けてきたカフェスローの理念に共感して、ここで料理がしたい!と思い飛び込みました。
 
 
「カフェスローで実際に働いてみた1年間、どうですか?」―――
 
想像以上にハードでした!笑 だからこそ味わえる達成感はありますが。カフェスローにいると、時が経つのが本当に早い。それほど日々が濃厚なのだと思います。
 

「この1年間で、一番思い出に残っていることなど、教えて下さい。」―――

1番思い出に残っているのは、生産者のpoco a poco農園に行ってみんなで農作業をして、その手で収穫したお野菜を次の日から、野菜の美しさにきゃあきゃあ喜びながら料理してお皿に並べて、お客様に提供したこと。
 
 
ついさっきまで生きていたお野菜に、火を加えたときの色の移り変わりや、包丁で切った断面が見せる、びっくりするほど美しい世界。大きさや形も様々な個性豊かな姿をした野菜を洗うという毎日の作業さえ愛おしいく感じるほど。
野菜たちがいちばん美味しく美しくなるように、どんなに忙しい時も、それを大切に料理に向き合いたいと思うきっかけとなる出来事でした。
 
 
 
「日々の仕事の中で、うれしさを感じるときってどんなときですか。」―――
 
料理をしながら聞こえてくる「美味しい!」の声や、こどもたちの「おなかすいた!」の声。たくさんのお客様が箸を口に運び、楽しそうに心地好さそうに過ごすお客様たちの店内に散らばる笑顔が何より嬉しい。
キッチンで働いていると、なかなかお客様の顔や場の温度を感じることができないので、積極的に声を聞いて、それを料理へのエネルギーに変えてまた気持ちのこもった料理を作りたいと思っています。
 
 
「カフェ営業以外にもパーティやイベントなど、臨機応変な対応が求められることも多いけれど、逆にこれまで一番心に残る大変なときはどんなときですか?」―――
 
私は飲食未経験で入れていただいたので、はじめは立ち仕事に慣れずに帰り道に家までたどり着けないかも、、と思ったことも(笑)。今は当時ほどではないですが、大きなパーティやイベント前夜の仕込みはやはりハードです。でも完成した後、盛り付けたときのの華やかさや、会場の盛り上がりを見ると、ああやってよかったなぁ、と達成感に溢れます。
 
イベント時も普段のカフェ営業時も、常に臨機応変さと集中力を欠くことができない日々なので体力も精神力も問われます。が、それが自分と向き合うことにも繋がっていると感じています。料理だけでなく素敵なスタッフの皆にも、人として学ぶことが多いです。そんな環境にいられることに感謝しています。
 
 
「1年前の自分と今の自分、カフェスローで働くことを通して、どんな変化がありましたか?」―――
皆が根気強く向き合ってくれることで、きっとゆっくりだけれど、着実に作れる料理が増えてきたことをとても嬉しく思っています。旅に行き誰かの暮らしにお邪魔するとき、料理でそこにいる人と関わり、食卓を囲んで過ごすことや、ありがとうの気持ちを料理でお返しできることがとっても楽しい。
毎日毎日、野菜と向き合い、手を動かしていることの積み重ねが、たしかに、自分手から生まれる料理となり、どこかの誰かと関わる橋となるんだ、ということを少しづつ実感できるようになってきた今日この頃です。…まだまだ、まだまだ、修行が必要ですが。
 
 
「将来の夢を教えてください」―――
自然豊かな土地で家族を持ち、農のある暮らしをおくりたい。料理を通して「地域と人」や「人と人」を緩やかにつなぐ存在になれたらと思っています。その地で採れる野菜や、伝統的な食の知恵を活かした料理をツールに、その地に暮らす人々が「この地域って豊かでいいところだなぁ」と誇りに思えるようなきっかけ作りがしたい。身近な人たちの「おいしい!」の笑顔をたくさん見られたら幸せだなと思います。
 
 
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